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今日は大足のもう一つの有名な石窟、宝頂山石窟に向かいます。ここは昨日の北山より規模が大きく見ごたえがあるらしく、うきうき気分でありました。バス・ターミナルから小型バスに乗り、三十分くらい走り到着しました。バスは山を登っていくため、半そででは少し肌寒く感じ、少し便意をもよおしました。到着後10分ほど歩きトイレに行き、早速入場です。
なるほど写真で見ていたよりもスケールが大きい!彫ってある文字もでかい!はじめに見たときはそんな印象でした。見進めていくうちに、一つ一つの彫刻のスタイルの違いに気づきました。あるものは繊細で、あるものは怪しく、あるものはまっすぐ不動な様子、あるものは躍動的に…というような感じ。これは例えるなら、一つの漫画の中にいろんな画風が混在しているような、うすた京介先生を髣髴とさせるのではないだろうか。これだけたくさんのものを作ろうとすれば、それは自然とたくさんの彫刻職人たちを必要とし、分業により個々の性格が作品に表出されてしまうのであろう、また作られる時代が異なることにより、技術の発達や造形の流行などの差異もあるに違いない。その混在が一つの山の岩盤に混在している状態は、非常に興味深いアトラクションであります。
詳しく見ていくと、道教の影響の濃いもの、砂岩が崩れ落ちたため塑像により粘土をもって再構築したもの、彩色がまだあせておらず当時の様子が想像できるもの、石に穴を開けそこに木の棒を指しまた再構築した跡が見られるもの、文革により顔が破壊されてしまったものなどなどたくさんあります。

まるっこいスタイル。

獅子です。

奇抜な表現。円の中のおのおのの世界は仏教の六道を表現しています。

南宋の時代の繊細な表現です。

この千手観音像は補修、調査中でした、残念。


大仏もいました。

道教の影響や明王たち。


鳥人間の坊やです。
午後二時頃から高速バスで成都に移動しました。今日は成都で一泊。
7月13日(二日目) 重慶→大足
重慶から大足へ高速バスで向かいます。三時間ほどで到着しました。
到着時は小雨が降ってはいたが、ここがあの大足かあ、と感慨に浸りながらバス・ターミナルを出て宿を探しにいき、ほどなくして郵政大酒店というホテルに決めました。荷物を置き、ごはんを食べ(ここの食べ物は本当に美味しい、しかも辛い。魚を揚げてそれを赤色スープの鍋に入れて食べるのだが、唐辛子に加え山椒により舌が麻痺してくる。涙と汗と鼻水が止まらなかった)、いよいよ大足石窟へ。
北山石窟。タクシーで山のほうへ登っていき10分くらいで到着。大足の人の言葉はほとんど何を言っているか聞き取れない、中国人の友達は聞き取れるみたい。さすがですね。
タクシーを下車して、階段を上り石窟があった。吹きさらしの石山に彫刻があると想像していたが、きちんと屋根が作られてありこれは雨でも見やすいぜ。
一番初めに出迎えてくれた彫刻は、鎧を着た毘沙門天。おおー!本当にあったんや。と感動しました。旅行以前にいろいろ下調べはしてあり、作品の写真は見てはいましたが、実際は見てみるとやはりいいものですね。鎧の彫がとても繊細でした。見たところ石質は砂岩でした。比較的柔らかく彫りやすい石質です。そのため、細かい細工も可能であるのでしょう。鑿跡を見ると、丸鑿、平鑿を使い分け彫刻しているのがわかります。しかしこの石窟というものは、一般のごろっとした彫刻と比べ、彫るのが簡単ではありません。なぜなら、像の背面は石山と同化しているため、そこを彫り進めて行くと、鑿が大きくて隙間に入らなかったり、鑿をたたく金槌を振る隙間が限られていたり、とにかく地味に大変な作業なのです。昔の彫刻職人たちはよく頑張ったなと思いました。

はじめに出迎えてくれる毘沙門天です。

まだ色も残っていました。

さくらももこ先生のような飛天のかわいらしいこと。

気品のある立ち様。



平鑿跡。

山を登ったところに有る寺の下には大仏がありました。当時の皇帝とその父親の顔をモデルにしたらしいです。
お久しぶりです。
最近まで、四川省あたりに二週間ちょっとの旅に行っていましたので、そのことについて日記形式でつづっていこうかと思います。
7月12日(一日目) 杭州→上海→重慶
いよいよ出発です。まず杭州から上海に高速鉄道で行きました。大体一時間程度で着き、上海から重慶まで15時出発の飛行機で飛びます。飛行機が好きなので(上からの眺めが好きであります)雲の写真ばかり撮りました。何層にも重なり色を作る雲は本当にきれいでした。途中雲の広がりがあまりにぴたっとした平面を形づくっていたのでおもしろかった、これで下から上から中から雲を味わったことになります。しかしまだ視覚的にしか味わえていないので、将来的には身体的にも雲に入れたらいいかと思います。


重慶の空港は山の上に位置しているため、着陸時窓から下をのぞいていると、まだ地面まで距離はあるな、と思っていても思いのほか一気に着陸します。なるほどこう来たか!と思ってしまいました。
重慶の町は想像以上に都会で、高層ビルが立ち並んでいました。
そして今日はここで一泊します。







